日本人の特徴
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骨格を利用する
日本人は写真の矢印の部分（はち）が膨らみやすい骨格になっています。この部分は変えられないので、その膨らみを利用して髪型を考えます。これは顔まわりをシャープに抑えるとお顔が小さく見えるようになるので、カット、もしくは仕上げのセットで意図的に作っていきます。
ケース１ 卵型タイプ・ストレートヘアに対する小顔カット
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①前髪②目尻の添わせかた
①前髪 に曲線と膨らみを加えます。日本人に合う前髪は黒目の外側に分け目を持ってくるのが重要なポイントです。少し見える額は印象を縦に伸ばしてくれます。前髪の長さはこれらを基準に作っていきます。
②目尻の添わせかた は前髪の曲線に対して少し不自然なくらい内側に入れます。全体のスタイルがストレートの内巻きなのでそことのバランスが良くなる程度に内側に入れています。この前髪の膨らみと目尻の絞りのバランスが小顔効果をもたらします。
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小顔カットの基本形の仕上がり
①と②をしっかり施したら、あとは全体をストレートにまとめていけば小顔効果のあるカットと仕上げの完成です。目尻をよく見ると内側に入っているのがわかるかと思います。基本的には目尻からフェイスラインにかけての余白の部分が左右どちらか隠れていたら小顔の印象を与えることができます。
ケース２ 面長タイプ・巻き髪に対する小顔カット
①前髪②目尻の添わせかた
①前髪 に曲線を入れます。ケース１と同じく、黒目の外側に分け目がくるようになっています。髪質により今回はフリンジバングという束感のある前髪になっているのですが、全体の巻き髪に合わせて柔らかい表情にするのがポイントです。
②目尻の添わせかた は巻き髪とバランスを合わせてちょうど目尻が内巻きになるように設定します。２段目のカールは横に膨らむようにしていくことで面長を緩和させます。
小顔カット フリンジバングでの仕上がり
①と②をしっかり施したら、全体を自然なカールにまとめて完成です。面長タイプは目尻をしっかりとカバーしながら、カールで横のふくらみも作ると全体のバランスが良くなります。目尻の内側に入るカールに対してその後ろ側にふくらみのカールを作ることによって前後の立体感が出て顔周りが絞られるという小顔効果が生まれます。
ケース３ 丸顔タイプ・ゆる巻きに対する小顔カット
①前髪②目尻の添わせかた
①前髪 は丸顔タイプの方に対してオススメしたいのはアップバングです。アップバングは縦に印象を伸ばしてくれるので丸顔タイプとの相性◎です。逆にやってはいけないのが前髪ぱっつん×
②前髪の添わせかた は全体のゆる巻きに合わせて自然な外ハネを作ります。全体の髪の長さもロングで印象を縦に持ってきています。カールのふくらみの部分は顔周りを避けてアゴ下に持ってきたら◎なるべくゆる巻きを選ぶと良いでしょう。
小顔カット アップバングの仕上がり
①と②をしっかり施したらこのような印象になります。前髪をアップバングにすると強めの印象になりやすいので、全体の仕上げはカールにしたほうが◎ 【直線→強めの印象】【曲線→やさしい印象】という法則があるので場面で使い分けてみるとみなさんの印象もさらにアップすると思います。
いかがだったでしょうか。ご自宅でセットするときの参考にしていただけたらと思います。また、このまとめは基本形でお伝えしておりますが、サロンワークにおいてはその方の雰囲気や髪質やくせや毛流れによって変化します。この作り方が必ずしも正解ではないことをご理解いただいたうえで参考にしていただけたら幸いです。
スタイリスト 橋元リョウイチ
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